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2006年03月30日

母乳は6か月以上続けるべきだ−−感染に強くなる

赤ちゃんを母乳で育てるお母さんが増えている。人工乳より、母乳の方が、赤ちゃんの健康のためにいい、という研究が各方面から発表されているからだ。しかし、せっかく母乳で育てはじめても、授乳を生後6ヵ月以上続けないと、あまり意味がない、という新しい研究が、雑誌「小児科学」(Pediatrics)2006年2月号で報告された。この研究によると、6ヵ月以内でおっぱいをやめると、赤ちゃんが病気に感染する割合が、長く飲ませた場合より、驚くほど高いというのだ。この研究を行ったのは、カリフォルニア大学デービス校のカロライン・チャントリー博士(小児科助教授)らの研究チームで、母乳で育てられている4ヵ月以上、2歳までの赤ちゃんを調べた。その結果、授乳を6ヵ月以内でやめた場合、その後も継続した赤ちゃんと比べると、中耳炎の感染が2倍、肺炎が4倍、など、概して感染に弱いことがわかった、という。授乳期間6ヵ月を境に、赤ちゃんの感染の割合が大きく違っている、ということは、母親の年齢、喫煙、赤ちゃんが施設に預けられているかどうか、母親の家族構成、社会経済的地位、とは無関係に言えることだった。チャントリー博士は「授乳期間6ヵ月を境に、感染率がはっきり違ってくるということは、私自身驚いている。母乳を与える期間が長いほど、少なくとも2歳までは、乳児が感染から保護されると言える。生後6ヵ月以上、母乳だけで育てることは、赤ちゃんに大きな恩恵を与えることになる」と話している。