2006年02月21日
アルコールが勤務に影響を与えることはだれでも知っている。だから、普通、仕事前や勤務中にアルコールは飲まない、というのが常識だが、ある調査によると、アメリカ人の勤労者の15%が、飲んだ状態で仕事をしていることがわかった。この調査は、ニューヨーク州立大学(バッファロー)の「中毒問題研究所」(ResearchInstitute on Addictions)のマイケル・フローン博士らが行ない、その結果が雑誌「アルコール研究」(Journal of Studies on Alcohol)2006年1月号に掲載された。それによると、研究者たちは、アメリカの48の州の成人2800人に質問状を送り、「出勤の2時間前以内にアルコールを飲みますか。飲むならその頻度」「仕事中にアルコールを飲みますか。飲むならその頻度」「仕事中にアルコールの影響を感じることがありますか。また二日酔いを感じることがありますか」と尋ねた。その結果、全体の15%の人が、これらの質問のどれかに当てはまった。つまり、仕事中にアルコールを飲んだ、あるいは、アルコールの影響下で仕事をしたことがある、と答えた。詳しく見てみると、1.8%が出勤前にアルコールを飲んでいた。7%が仕事中、通常ランチタイムにアルコールを飲んでいた。1.7%が、アルコールの影響を感じながら勤務していた。そして、9.2%が二日酔いの状態で仕事をしていた。アルコールの影響を受けていた職種は、セールス、娯楽芸能関係、スポーツ、メディア、ビルの管理などだった、という。アメリカでは、法律によって、雇用者は、従業員に対して、アルコールを飲んでいるかどうかを尋ねる権利があり、もし飲んでいたら、職場に来ないよう申し渡すことができるようになっている。