2006年02月02日
医師が患者に、治療上の注意事項や、薬の飲み方、日常生活のアドバイスなどについて話をするさい、あまり多くをしゃべり過ぎるのはよくない、という研究結果が、雑誌「外来小児科」(Ambulatory Pediatrics)2005年12月号で報告された。報告したのは、ウエークフォレスト大学バプティスト医学センターの「ブレナー子ども病院」(米ノースカロライナ州ウインストンセーラム)のシャリー・バーキン博士ら。博士らは、小児科外来の850家族を対象に、診察の直後に、医師がどんな話をしたか、聞いた。その1ヵ月後に、同じ質問をしたところ、医師の話が多岐にわたって、項目が多くなればなるほど、思い出せない項目が増えていた。平均すると、話の項目数が9項目が限度で、これをこえると、患者は覚えていないことが多くなる傾向があった。一般的に、とくに小児科医は、患者や家族に、なるべく多くアドバイスをする傾向があるが、非常に重要なことを患者の家族が忘れないようにしなければならない。そのためには、とくに強調したいこと、忘れては困ることを数項目に絞って、あとは、伝えたことを紙に書いて渡す方がいい、と研究者たちは言っている。また、患者に与える注意事項は、標準的に決まったことでなく、例えば、外出が多くなる時期には交通事故に気をつけるように、夏には水遊びの注意事項など、TPOに応じて話の内容を変えるべきであるという。