世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2006年01月20日

乳がんの生存率を高める新薬有望

乳がんの手術のあと、標準的には、「タモキシフェン」(tamoxifen)を数年間投与する。が、そのあと、「アロマテーゼ・インヒビター」(aromatase inhibitor )と呼ばれる新薬を与えると生存率が高まる、という研究が、2005年12月9日、テキサス州で開かれた乳がんに関する学会で報告された。報告したのは、メイヨークリニック(米ミネソタ州ロチェスター)のジェームズ・イングル博士らの研究グループで、同博士は、「この薬は、長い期間与えれば与えるほど、延命効果がある」と言っている。研究グループは、まず、乳がんの手術のあと、タモキシフェンを5年間与えた患者について調べたところ、再発率が半減し、延命効果もあった、ことを確認した。タモキシフェンは、閉経後の女性の女性ホルモン「エストロゲン」の効力を弱める働きがあると言われている。エストロゲンは腫瘍の成長を促すので、タモキシフェン投与によって、乳がんの再発を抑える、とされている。研究者たちは、タモキシフェン投与の後、さらに、「アロマテーゼ・インヒビター」を患者に与えたところ、再発防止に有効だったばかりか、はっきりと延命効果があることを確認した。アロマテーゼ・インヒビターの試験は、すでにヨーロッパで3件報告されており、ドイツのキール大学のウォルター・ヨナット博士がまとめたところによると、乳がんの手術の後、タモキシフェンを数年与えてから、アロマテーゼ・インヒビターに切り替えた患者は、生存率が29%も延びている、という。