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2006年01月10日

イルカと遊んでうつ病を治す−−中米ホンジュラスで

イルカは、音波によってお互いに意志を伝達し、知能が固いといわれている。人間の友としても知られている。そのイルカをうつ病の治療に使う、という実験が中米のホンジュラスが行われ、その結果が、「英医学雑誌」(British Medical Journal,BMJ)最近号で報じられた。実験を行ったのは、イギリスのレスター大学マイケル・レブリー教授(精神医学)の研究グループで、ホンジュラスの海洋科学研究所で行われた。研究者たちは、10人のうつ病患者を対象に、ホンジュラスの浜辺で、波、太陽、砂、それにイルカを使った治療プログラムを与えた。イルカで遊ぶプログラムを与えられたグループには、イルカの習性、行動、安全性についてよく教えてから、実験を始めた。一方で、対比グループとして、同数の患者に、イルカを除外した同じプログラムを与えた。使われたイルカは、バンドウイルカ(bottlenose)。こうして、2週間経過後、患者の症状を調べたところ、イルカと泳いだり、遊んだりした患者は、相当にうつ病の症状が改善されていた。さらに、3ヵ月後調べたところ、イルカのグループの10人中、9人は、うつ症状が永続的に改善された、と報告した。一方のイルカなしのプログラムを実行したグループでは、うつ病症状はそれほど改善されておらず、治療効果に歴然とした違いがあった、という。この結果について、研究者たちは、「イルカ治療法は、いろいろ利点がある。まず、抗うつ剤のような副作用がまったくないことだ。ただし、どこでもできるわけではないが、うつ病を治すには、自然と接触することがいかに大事か、と言うことを教えている」と話している。しかし、自然保護派の人たちは、イルカにとって、人間と遊んだり泳いだりすることは、大変なストレスになる」と指摘している。