2005年12月28日
双子は、普通の子どもと比べると、概して知能指数が低いことがわかった、と英スコットランドの研究者が、2005年11月「英医学ジャーナル」(British Medical Journal,BMJ)のオンライン版で報じた。研究者たちは、スコットランドのアバディーンで生まれた7歳から9歳の子どもを対象に、IQ(知能指数)のテストを行った。テストを受けた子どもたちは、8160家族から、双子236人と普通の子ども9832人だった。IQテストの成績は、年齢調整されたが、その結果、例えば7歳の双子の子は、同じ家族の普通の兄弟姉妹より、テストの成績が6.6ポイント低かった。また、9歳の双子では、やはり同じ家族の普通の子どもより、6.9ポイント低かった。研究者たちは、双子のテストの成績の低さは、性別、兄弟姉妹の数、母親の年齢、父親の社会階層と関係しているのではないか、と思って分析したが、それでは説明できなかった。しかし、双子が生まれたときの(少ない)体重、母親のおなかにいたときの(短い)期間、を考慮すると、IQテストの成績の違いが説明できた。このことから、双子が知能指数が低いのは、生まれたときに小さく、懐胎期間が短かったことに起因する、と研究者たちは見た。つまり、双子の知能が遅いのは、胎児のころの発育が不十分であったためで、それが後々まで影響している、と見られている。