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2005年12月24日

「寒い」から風邪を引くの

英語で風邪は「cold」、風邪を引くは「catch cold」。日本でも「暖かくしないと風邪を引く」などという。確かに冬場には風邪が多い。冬は寒いからだからなのか。しかし、夏風邪ということもある。春先に咳き込んでいる人もいる。秋口に鼻水をたらしてティシュペーパーを手放せない人も多い。「寒さ」即「風邪」とも言い切れないのではないか。こういう説がある。冬に風邪が多いのは、外が寒いので、どうしても家の中に閉じこもりがちになる。そこで、お互いに咳をしたり、くしゃみをして、風邪バイキンが室内に飛びかうので、風邪が多くなるのだ、と。ほんとうにそうなのだろうか。寒いという気温と風邪は関係があるのか、をイギリスの「普通感冒研究所」の研究者が調べた。雑誌「家庭医」(Family Practice)11月号で発表されたこの研究では。まず、これまで発表されたいくつかの研究を再検討すると、室内に閉じ込められた人が多いと、確かに人がはきだした感染性のある粘液などが充満し、それによって風邪を引く人は多い。しかし、その感染率は寒さとは関係なく、暖かい時でも同じことが言える、という。そこで研究者たちは、180人のボランティアを、2つのグループに分けた。第1のグループは、裸足にさせて冷たい氷水に足を浸けさせた。第2のグループは、普通にして足は乾いた状態のままにしておいた。こうして5日後調べたら、冷たい足のグループの29%が、喉の痛み、鼻詰まりなど風邪の症状を訴えたが、普通にしておいたグループで同じような症状を訴えたのは、10%に過ぎなかった。この結果から、研究者たちは、からだを冷やすと、確かに風邪を引きやすくなることがわかった、という。なぜか。多くの人は常時、風邪バイキンに感染した状態にあるが、体温が低下して、免疫力が低下すると、風邪の症状が出る、と研究者たちは説明している。いわゆる日和見関連である。いずれにしても、平凡だが、からだを暖かくしておくのが、風邪を引かない一番の予防である、ということになる。