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2005年12月20日

血圧を下げるのに有効に働く不飽和脂肪

血圧は毎日の食事で下げる、というのが、いま常識になっている。病院でも、入院患者にいわゆる降圧食を提供して、降圧剤の使用を減らすようにしている。降圧食のメニューも進歩してきたが、これをさらに微調整して、より進んだ食事にしようと、ジョンズホプキンス大学とハーバード大学の研究者が協力して、こんな実験を行った。やや血圧が高い人164人を選んで、3種類の食事を6週間食べさせた。3種類の食事はすべて、野菜と果物を中心にし、飽和脂肪をうんと減らしてある。それだけで、すでに立派な降圧食である。この食事をベースに、炭水化物を多目にした食事、たんぱく質を多目にした食事、不飽和脂肪を多目にした食事の3種類に分けて、被験者に食べさせたのである。「米医学会報」(JAMA)最近号で発表されたその結果によると、被験者がすべて、実験前より血圧が下がったが、その下がった程度をくわしく調べると、不飽和脂肪を食べた人が、最も良く血圧が下がり、次いでたんぱく質の人たちで、炭水化物の人はあまり成績が良くなかった。これについて、研究者たちは、降圧食のカギは、脂肪にあるのではないか、と見ている。つまり、「良い脂肪」といわれている不飽和脂肪をできるだけ増やして、「悪い脂肪」といわれている飽和脂肪を少なくすることが、降圧のためにいいのではないか、と見られると言っている。しかし、専門家によると、降圧食に使われる脂肪分は、緻密に計算され、用意される必要があり、家庭ではちょっと難しいかもしれない、という。