2005年12月19日
アメリカには、普通の紙巻たばこに、果物の香りなどの風味をつけた「フレーバード・シガレット」(風味たばこ)が販売されて、次第に人気を増している。「トゥイスタライム」(Twista Lime)、「ミッドナイトベリー」(Midnight Berry)、「ウォームウインタートフィー」(Warm Winter Toffee)などと言った商品名がついている。この風味たばこに、ハーバード大学の研究者が噛みついた。同大学公衆衛生学部のカリー・カーペンター氏らが雑誌「健康事情」(Health Affairs)に載せた論文にこう書いている。「風味たばこば、たばこを吸った時の苦さや、たばこ独特の煙の味を隠して、口当たりを良くし、本来毒性の強いたばこを、だれでも受け入れやすくさせている。これは取りも直さず、青少年に、どうぞたばこを吸ってみてください、といっているようなものだ。あるいは、興味半分でたばこを吸いはじめた子どもに、習慣性をつけるようなものだ。だから、青少年に売らないようにして、手に入らないようにすべきだ。そのために、法規制が必要である。いま、たばこ業界は、キャンディーの味をつけたたばこを売り出す計画をしているが、これは絶対に売らせてはいけない」これに対して、大手たばこ会社の「R.J.レイノルズ」のスポークスマン、フレッド・マコーネル氏は、「われわれは、風味たばこを、若者向けに販売するつもりはない。これから売り出すキャンディーたばこも、その形状、販売先を子どもや若者向けにしていない」と反論している。この調査を依頼した「アメリカ遺産基金」(American Lagcy Foundation)のチェリル・ヒールトン会長は、「キャンデーの味をつけたたばこが、成人向けだとはだれが信じるだろうか。とにかく、たばこを減らそうと各界各層で努力している時に、余計な物が世に出たものだ」と嘆いている。