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2005年12月11日

たばこの本場ルイビルで禁煙条例実施

アメリカのたばこの本場として知られるケンタッキー州ルイビルで、レストランなど公共の場での禁煙を定めた条例を市議会が可決、2005年11月15日に発効した。喫煙が許されるのは、バー、私的なクラブ、ホテルの部屋、そして、ケンタッキー・ダービーが行われる有名なダーウイン・ダウンズ競馬場など限られた場所だけ。市議会での審議の過程では、禁煙指定を逃れようと、300を越す業種が猛烈な陳情合戦を展開した。とくに、換気装置のある喫煙室を設けた場所や、分煙を決めているレストランは、バーと同様の扱いにするよう運動したが、結局、市議会は、例外は最小限にとどめる、という基本方針を貫いて、認めなかった。禁煙条例に違反した場合は、喫煙者と管理者の双方に罰金が科せられる。“初犯”は、50ドル(6000円)、違反を重ねるにつれて増額され、最高額500ドル(6万円)となっている。ケンタッキー州は、タバコのなかでも軽い種類として知られるバーレー種の産地。成人の喫煙率が全米の最高で、文字通りたばこ王国だ。いかし、反たばこの時代の趨勢には抗しきれず、同州のレキシントン、ジョージタウンなどの諸都市がすでに禁煙条例を施行させており、これに今度ルイビルが加わった。ルイビルはたばこ産業の中心地として栄えていたが、近年、「フィリップモリス社」(Philip Morris)が工場を閉鎖し、「ブラウン・アンド・ウイリアムソン」(Brown & Williamson)のルイビル本部が「R.J.レイノルズ」(R.J.Reynolds)に吸収されて姿を消した。