2005年12月04日
うそ発見器(ポリグラフ)は、皮膚に、微弱な電流を流し、うそをついたときに生じる微妙な生理的変化に伴う精神電流を測定し、これを増幅してうそを見破る装置。皮膚だけでなく、血圧、脈拍、呼吸の変化を参考にすることもある。これに加えて、こんどは、消化器、とくに胃腸に生じる電流の微妙な変化を捕らえて、うそを見破ることが可能である、との研究成果が、2005年11月はじめに開かれた「米消化器病学会」(American College of Gastroenterology)の会合で発表された。発表したのは、テキサス州ガルベストンにあるテキサス大学医学部パンカジ・パスリチャ博士ら。研究者たちは、16人の被験者を選び、心臓と胃腸に生じる生理変化がわかるようにした。被験者がうそをついたさいの変化を調べたところ、心臓よりも、胃腸の電流の変化の方が、正確に反応したのでる。うそを言った時に、確かに心臓も反応したが、心臓は他の場合にも反応するが、胃腸の方は、間違いなくその電流が変化したのである。胃腸の電流測定は、痛みもなく、簡単で、短時間でできる。これについて、研究者たちは、胃腸など消化器管は、ストレスに対して、非常に敏感に反応する器官である、と指摘している。そして、「従来のうそ発見器は、必ずしも正確ではなかった。これに、胃腸を調べるうそ発見装置の結果を加味して検討すれば、より正確な結果が得られるだろう」と言っている。