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2005年12月01日

「小鳥にキス」を禁止--香港、鳥インフルエンザ予防で

鳥インフルエンザの蔓延を予防するために、アジアの各地で、いろいうろな対策がこうじられている。香港では、政府の農業水産自然保護省が、このほど特別声明を発表し、その中で、「ペットの小鳥とキスをしたり、口移しでえさを与えることを禁止する」との政令を発した。ベトナムでは、伝統的な珍味である、家禽類の血を固めた食品の販売を禁止する措置を取った。これは、屠殺したばかりのアヒルやカモの新鮮な血を、調理した臓物などと混ぜて、プディング状に固めたもので、現地の人が好んで食べる。これまで、この血を凝固させた食べ物によって、鳥インフルエンザにかかり死亡した、と言われる感染例が昨年(2004年)1件報告されている。しかし、ハノイのあるレストランのオーナーは、禁止例もどこ吹く風で、「私はおそれていませんよ。毎日、ボウル300杯分の凝固血液をお客さんに売っていますよ」と言っている。ベトナムは、アジアの国のなかでも、鳥インフルエンザの被害が最も大きい国で、すでに40人以上が、鳥インフルエンザで死亡している。しかし、救いは、社会主義国だけに、感染者は、国民、旅行者を問わず、無料で診療が受けられることだ。中国の国営新華社通信によると、上海では、陸、空、海から入ってくる来訪者全員の靴底を調べて、鳥インフルエンザのウイルスの侵入を防いでいる、という。フィリピンでは、11月にマニラで開かれる第23回アジア大会にやってくる来訪者のうち、鳥インフルエンザの被害が出ている国からの人たちが、フィリピンの観光スポットとなっている鳥類飼育所や農場を、訪問日程からはずすことにした。多くのアジアの国では、鳥インフルエンザの感染国からの家禽類の輸入を禁止しており、同時に、国内での検査体制を整えている。とくに、国外からの来訪者の空港での検疫を強化し、少しでも症状が見られる人は、隔離して調べている。香港議会のある議員は、住民一人一人に銃を持たせて、渡り鳥を見つけたら、その場ですぐ撃ち落とすようにしたらどうか、という提案を行っている。これも香港が、鳥インフルエンザに関しては安全であることを内外に示すためである、という。