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2005年11月10日

今後、人類の健康を脅かすのは心臓病、糖尿病だ--WHO

WHO(世界保健機関)は、2005年10月3日、今後10年に世界で、心臓病、糖尿病など、非伝染性で慢性の疾患で死ぬ人が急増するが、そのうち、世界中で4億人が、健康的な食事やライフスタイルで、病気を回避することができる、との報告を発表した。それによると、これまで、世界を脅かす病気として、保健関係者が最重要課題として取り組んできたのは、エイズ(後天性免疫不全症候群)で代表される伝染性の病気だったが、これからは、そのかげにかくれてあまり注目を集めなかった、栄養、運動など日常生活と深くかかわっている慢性病になる、としている。そして、世界の保健関係者は、今後、健康対策の主眼をこれからの慢性病におくべきだ、としている。報告では、「今後10年間に、心臓病、糖尿病など慢性の非伝染性疾患で死亡する人が、世界中で、5人に3人の割合になるだろう。しかし、健康な食事と運動、禁煙、それに比較的安価な薬剤で、その予防は可能である。その予防に最大限努めれば、4億人が、慢性病による死亡を回避できる」と述べている。そして、これらライフスタイルと深くかかっわっている病気は、先進国の問題と見られやすいが、途上国も例外ではない、とWHO報告は強調している。つまり、これからは、どの国の国民も、健康を守るには健康的な日常生活をおくることが肝要であることを知り、そのための栄養士や運動の指導者を増やし、健康に重点を置いた教育をすべきである、としている。