世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2005年11月30日

SUV車は歩行者に危険--アイルランドで報告

世界的に人気の高いSUV車(sports utility vehicle)は運転者にとっては、快適で安全な気分になるが、歩行者にとっては、非常に危険度が高いので、そのことを関係者は十分承知して対策を立てるべきだ、とアイルランドの名門大学、トリニティ・カレッジの研究者が警告している。英医学誌「ランセット」最近号に掲載された記事によると、車高の高いSUV車が、歩行者を死亡させ、あるいは、重症を負わせる危険度は、普通車の2倍から4倍である、という。この記事は、アイルランドのダブリンにあるトリニティ・カレッジの機械工学の権威、シアラン・シムス博士とデスモンド・オニール教授が書いた。これは、同大学が調べた結果に基づくもので、歩行者でも、とくに、子どもとお年寄りが、SUV車の事故に巻き込まれる割合が高い、という。SUV車が、歩行者に死をもたらす危険度が高いのは、車のサイズが問題なのではなく、車のフロントの高さと形状が問題である、と研究者たちは言っている。まず、運転席が高いため、歩行者、とくに、車の周辺の小さな子どもが見えにくいことをあげている。さらに、ボンネットが高いため、衝突したさい、体の中でも最もひ弱といわれ、被害を受けやすい、腹部と頭部に与える衝撃が、それだけ、大きいからだという。SUV車は、ヨーロッパだけでもこのところ人気が高く、昨年(2004年)の売上げは15%の伸びを記録している。一般車の売れ行きがマイナス4%だったのに比べると、突出しているという。アメリカでも、新車の40%は軽トラック、ないし、バンと言われているが、バンのほとんどはSUV車だという。同大学の研究者たちは、SUV車の歩行者への危険性を、車を買う人、行政当局、メーカーともに、よく認識すべきである、と主張している。