2005年11月24日
カリフォルニア州での調査によると、クラスメートから人気のある学生には喫煙者が多いことがわかった、との研究報告が発表された。この研究を行ったのは、南カリフォルニア大学のトーマス・バレンテ助教授(予防医学)ら。博士らは、同州南部の16の中学校で、1486人を対象に、学生の人気度を調べた。級友たちに聞いて、自分の友人の名前をあげてもらい、名前が多くあがった学生を人気がある、と決めた。一方、学生のなかで、喫煙する者を調べたところ、最も人気のある学生は、人気度が低い学生より、喫煙率が2倍以上で、人気のある学生ほど、たばこをよく吸うことがわかった、という。学校によって、たばこを吸う学生の割合が違ったいたが、それと関係なく、人気者はたばこを吸っていた。また、この傾向は、人種、性別、親の喫煙の習慣、学業の成績、にも関係なかったという。ところが、人気度が極端に低い、つまり、だれからも友人として名前があがらず、孤立傾向の強い学生にも喫煙者が多かった、という。この調査結果について、研究者たちは、「子どもの世界でも、上手に友人関係を結び、関係を維持するには、たばこは小道具として役に立つらしい。一方、孤独な学生は、同年代の友人は少なくても、年上との付き合いが多く、そこで喫煙を真似るようになるのではないか」と言っている。アメリカでは、最近でこそ少なくなったといわれるが、それでも十代の喫煙が多く、それが、成人の喫煙者の予備軍となっている。このため、喫煙率がなかなか下がらない。なんとか、中高校生からたばこをを取り上げるにはどうすればいいのか、各方面で努力している。この研究調査も、その一環として、子どもの喫煙の実態を調べた。