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2005年11月14日

子宮頸がんに有望なワクチンできる

子宮頸がんの原因とされているヒトパピロマウイルス(HPV)に対するワクチンができ、臨床試験で好成績をあげている。これは、メルク社(Merck & Co)製の「ガーダシル」(Gardasil)で、同社では、今年(2005年)末までに、FDA(米食品医薬品局)に認可の申請を出すことにしている。認可されれば、早ければ、来年(2006年)中には、医療現場で使用されるだろう、とメルク社では言っている。臨床試験は、13ヵ国で、16歳から26歳の女性、約1万2000人を対象に行われた。このうち、6082人にガーダシルを6ヵ月に3回投与した。17ヵ月経過後調べたら、パピロマウイルスの「16」「18」という2つの系統のウイルスが、被験者から全く検出されなかった。この2つの系統は、子宮頸がんを引き起こす最大のパピロマウイルスで、全体の70%を占めている。一方、ガーダシルを与えなかった被験者では、6075人中21人に、この2系統のウイルスが検出された。この結果から、早い時期にガーダシルを与えると、子宮頸がんの予防効果があることが確認された、と研究者たちは言っている。ただし、すでにパピロマウイルス人感染してしまった女性にも、このワクチンが有効かどうかはまだわかっていない、という。現在、子宮頸がんの早期発見には、定期的に「パップ塗布テスト」(pap smear test)を受けることである。これは、子宮頸部をこすり取った検体の細胞を調べるのだが、短時間で済む。1941年人導入されたこの検査法によって、早期発見が可能となり、早期治療の効果が上がっている。米がん患者協会(American Cancer Society)によると、パップテストを行うようになって、子宮頸がんによる死亡者が、71%も減ったという。さらに、この新しいワクチンが若いうちに使われるようになれば、子宮頸がんはかなり減ると見られている。なお、一般女性は、50歳までに、80%がパピロマウイルスを保持していると言われている。