2005年11月05日
米小児科学会は、2005年10月10日付けの学会誌「小児科ジャーナル」(Journal Pediatrics)で、「赤ちゃんは仰向けに寝かせなさい。親は赤ちゃんと同じベッドに寝てはいけない」との警告を出した。同学会は、5年前に同じ趣旨のガイドライン(指針)を発表したが、こんどは、以前よりさらに、強い調子で注意を促している。この警告は、乳児突然死(SIDS)を防止することに主眼をおいて書かれており、そのために引用された論文の著者であるジェーム・ケンプ博士(セントルイス大学小児科助教授)は、「統計によると、親子が同じベッドに寝ると、突然死のリスクが高まることは明白である」と述べている。今度の警告で、同学会は「以前にも、母親が同じベッドで赤ちゃんの脇に寝ることは、危険である、と注意したが、そうする母親の数がいっこうに減らない。おそらく、母乳がいいと言われて、母乳を与える母親が増えたかららしいが、突然死予防の見地からすると、脇で寝て母乳を与えて寝かせるのは止めるほうがいい。また、赤ちゃんを横に向かせて寝かせるのも、突然死のリスク高める」と述べている。そして、同学会は、赤ちゃんは、安全性が保証されたベッド、ゆりかご、乳母車で寝かせて、必ず親が隣のベッドで寝ること、赤ちゃんの窒息を防ぐために、十分かたいベッドで寝かせ、寝具が柔らかすぎたり、ゆるむようなことがないようにしなけばならない、と勧告している。