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2005年10月30日

禁煙しなくても、本数減らせばそれだけ肺がんリスク減る

肺がんの一番の原因はたばこであることはよく知られている。そこで、たばこを吸っても、吸うたばこの本数を減らせば、肺がんになるリスクは減るのだろうか、を調べた研究が、「ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション」(JAMA、米医師会報)9月28日号に掲載された。この研究では、1万9714人の成人を、18年間追跡調査した。その結果、この期間内に864人が肺がんと診断された。これを詳しく分析すると、ヘビースモーカー(1日15本以上吸う人)が、半分以下に減らした場合、肺がんになるリスクは、まったく喫煙本数を減らさなかった人と比べると、27%減だった。ヘビースモーカーだったが、この調査を開始する前に、完全に禁煙した人は、ヘビースモーカーのままでいた人と比べると、肺がんになるリスクは83%も減少していた。また、この調査期間中に禁煙したヘビースモーカーの場合は、肺がんになるリスクが、50%減だった。このように、完全禁煙すれば、肺がんにかかるリスクが大きく減るが、禁煙しなくても、ある程度喫煙本数を減らすだけで、肺がんリスクが減ることがわかったわけで、少しでも、たばこを吸わないようにすればそれだけ健康にいい、ということが言える、と研究者たちは言う。アメリカ人の場合、この40年間に、喫煙率がかなり減ってきた。しかし、それでも、4600万人(成人男性の4分の1、成人女性の5分の1)がいまもたばこを吸っている。肺がんになる人の90%は、喫煙が原因とされている。したがって、少しでも喫煙本数を減らせば、それだけ肺がんを減らすことができる、ということになる。