世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2005年10月26日

糖尿病でなくても血糖値が高いと心臓病になりやすい

糖尿病になると、さまざまな合併症が起きやすくなる。その一つに心臓病にかかりやすくなることがある。そこで、血糖値と心臓病リスクとの関係を調べた研究が、米メイヨークリニックの研究者によって行われ、2005年9月12日発行の「内科学雑誌」(Archives of Internal Medicine)で発表された。それによると、糖尿病と診断されていない人でも、相対的に血糖値が高いと、心臓病のリスクが高いことがわかった、という。糖尿病は、血糖値の高低で診断されるが、血糖値の状況は、普通、2種類の検査法が使われる。糖尿病患者が、毎日のように血液を採って測定する方法では、その時の血糖値を知ることができる。もう一つの方法は、「A1C」(エイワンシー)の測定値。A1Cは、赤血球にグルコース(ブドウ糖)がどれほど付着しているかを調べる検査で、その人の過去2ヵ月程の間の平均的血糖の状況を知ることができる。普通、健康な成人なら、「A1C」は5.1ほどで、6になると、通常の血糖値135に相当し、7になると血糖値170に相当して、糖尿病の疑いが強くなる。この調査では、2947人の中年男女を調査対象者とした。このうち、1626人が糖尿病と診断されていた。この人たちを、10年ないし12年間追跡調査したところ、その間に、糖尿病と診断されていた人たちのうちの235人と、糖尿病でなかった人たちのうちの661人が、心臓病を起こした。研究者たちは、この人たちの「A1C」を調べた。その結果、糖尿病と診断されていない人で、A1Cの値が6(ハイノーマル、高正常値)だった人では、「A1C」が4.5の人と比べると、心臓病のリスクが2倍だった。また、糖尿病患者では、「A1C」の値が「1」上がると、平均14ポイント割合で心臓病のリスクがアップした。このことから、研究者たちは、たとえ糖尿病でなくても、血糖値が高いと、それだけ、心臓病リスクが高くなるとがわかったので、だれでも血糖の管理には気をつける必要がある、と言っている。