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2005年10月19日

風邪薬の販売を制限する法案発効へ−−米議会

米上院に出されていた風邪薬の販売を制限する法案が、2005年9月8日、委員会で可決され、近く発効する見通しとなった。この法案の目的は、風邪薬に含まれている成分を抽出して、いま乱用が問題になっているメタアンフェタミン(methamphetamine)の密造を防ぐため。メタアンフェタミンは、交感神経を興奮させる作用があり、若者の間で、一種の麻薬として乱用されている。メタアンフェタミンの化学構造は、アンフェタミンとエフェドリンに類似しており、町中の“実験室”で簡単につくられる。その密造に必要な成分は、普通の風邪薬に含まれる「プソイドエフェドリン」(pseudoephedrine)で、この成分の入手を難しくさせて、メタアンフェタミンを減らそうというもの。実際には、これまでドラッグストアの店頭の棚に並んでいたプソイドエフェドリン入りの風邪薬を棚から下ろして、薬局のカウンターの後ろに置いて、客は店員に薬の名前を言って取ってもらい、身分証明書(ID)を見せ、名前を書く。購入限度は、30日間にに7.5グラム(30ミリグラム錠剤なら250錠)。客に関する情報はすべてコンピュータに記録されており、限度を超えて薬を買うことができないようになっている。この措置によって、メタアンフェタミンをつくっている、何千と言われる“町の実験室”は消滅するだろう、とこの法案を提案した議員たちは言っている。