2005年10月12日
子どものころ、フレンチフライ(フライドポテト)をたくさん食べた子どもは、成人してから、乳がんにかかるリスクが大きいことがわかった、と「国際がんジャーナル」(InternationalJournal of Cancer)で報告された。研究を行ったのは、ボストンにあるブリガム女性病院とハーバード大学医学部の研究者たちで、同大学が、長年行っている看護婦など医療従事の女性を調べてわかった。研究者たちは、1993年の時点で、乳がんにかかっている女性582人と、乳がんにかかっていない1569人について、その人たちが幼いころどういうものをよく多べてていたかなど、幼時の食習慣を、母親にアンケートを出して聞いた。その結果と、乳がん発病との関係を分析したところ、乳がんにかかっている女性は、3歳から5歳に間に、フレンチフライをよく食べていたことが判明した、という。その割合は、この期間にフレンチフライをよく食べた人は、食べなかった人より、乳がんにかかった率が27%高く、これは統計的にはっきりとした違いだった。これまで、乳がんにかかるのは、女性の一生になかで、幼時の食習慣と深い関連があるという研究報告があったが、この研究は、これをさらに裏づけたと見られている。しかし、この研究のリーダー、カリン・マイケルズ博士は、「母親には、あなたの娘は、就学前はどういうものを好んで食べていたのですか、と尋ねた。その時には、娘が乳がんにかかっていた、あるいは、健康であることは、すでに知っていたのだから、それによって、母親の答えは微妙に違っていたことは十分考えられる。だから、ある程度これを考慮する必要があるかもしれない。しかし、同じ質問で、子どものころ。ホットドッグやアイスクリームをよく食べた人と乳がんとの関連は全くなかったので、フレンチフライの影響がとくに大きい、と考えてもいい」と話している。事実、これまでも、幼時に脂肪分を多食した人は、将来乳がんにかかりやすくなっている、という研究報告もある。