2005年10月05日
糖尿病の合併症にはいろいろあるが、米デューク大学の医学生、シャンティ・ガネッシュさんは、足首(ankle)の損傷が、糖尿病患者に及ぼす影響について調べ、その結果を雑誌「骨と関節の手術」最新号で発表した。それによると、足首の骨折と、それにともなう手術の影響は、とくに、糖尿病患者には、大きな危険を伴うことがわたった、という。彼は、1998年から2000年の間に行われた、足首骨折と、それにともなう手術、16万件を調べなおした。まず、手術を受けた患者のうち、5%が糖尿病を患っていた。手術後の状態を調べると、糖尿病患者では、糖尿病に伴う合併症が起きたケースがとくに多く、骨折、および、手術による影響が端的に現れたと、見られている。また、足首手術で入院した日数は、糖尿病患者が長く、また、費用も、糖尿病患者は全体の平均より20%多く支払っていた。足首を骨折するケースは、全米で年間約26万件と推定されており、その4分の1が手術を受けている。糖尿病患者は、足首だけでなく、足(脚)の他の部分の損傷によって、合併症が出たり、すでに発症している合併症が悪化する可能性が高い、と研究者は注意を促している。なお、糖尿病による合併症には、網膜障害、腎臓症、神経障害などがある。