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2005年09月27日

同じ双子でも育った家庭で健康状態が違う、を証明

双子は、顔かたちはもちろん、体型も、性質も、服装の好みも学校の成績までよく似るものである。一卵性なら遺伝子が全く同じで、二卵性でも遺伝子の半分は同じだからである。では、健康状態はどうだろう。ハーバード大学の研究者が、双子に生まれながら、全く別の家庭環境で育って大人になった308組を比較した研究を、雑誌「科学医療公共図書館」 (Public Library of Science Medicibe)(2005年7月25日発行)で発表した。その結論は、双子の一方が、社会経済的に高い階層の家庭(知的職業、専門職、高収入)で育った人は、そうでない低い階層で育った人よりも、血圧、コレステロール値など、健康状態を示す指標から判断して、総じて、健康状態がすぐれていることがわかった、という。この研究を行った同大学社会学科のナンシー・クリーガー教授(人間発達、健康問題専攻)は、「人間の健康は、もちろん基本的には遺伝的要因に左右されるが、長い人生のなかで、その人が育った家庭の社会的階層や環境の影響が非常に大きい、ということが、この研究でわかった。乱暴に言えば、健康も金次第、と言える。この研究は、規模も大きくなく(調べた双子は308組)、生まれた順序(兄、弟など)、出生時の体重、育った家庭の収入など、詳しい状況を調べていないが、全般的に、経済的に低い階層に属しているために、その人が長年受けているストレスが、遺伝的要因を超えて、その人の健康を害している、ということができる」と述べている。