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2005年09月22日

血圧が正常でも心臓発作、脳卒中になる

血圧測定の結果「正常です」、と言われても、心臓血管系の病気になるおそれがあるので、安心するのは早い、と「家庭医学紀要」(Annals of Family Medicine )7、8月号が報じている。これによると、毎年全米で行われている国民栄養調査の対象となった8980人分の18年間の記録を調べたところ、血圧が「上が120から139、下が80から90」、という“正常値”だった人は、心臓発作、心不全、脳卒中など心臓血管系の病気かかる割合が、血圧値がそれよりも低い正常値の人と比べると32%高かった。「上が120から139、下が80から90」というのは、高血圧一歩手前というので「前高血圧」(pre-hypertensive)と呼ばれることもあるが、正常の範囲内であることには変わりない。ということは、この範囲内の血圧の人は、完全に正常な人よりも、心臓発作などにかかる割合が、3割も高いことがわかったわけで、十分気をつける必要がある、と研究者は言っている。もちろん、さらに血圧が上がって高血圧と言われる範囲(上が140以上、下が90以上)に入ると、心臓発作などの病気にかかる割合が高くなるが、「前高血圧」と言われる人たちは、高血圧の人たちとほぼ同数いることを考えると、「正常だから安心してもいい、ということにはならない」と研究者たちは警告している。さらに、血圧がうんと低く、完全に正常と言われた人でも、喫煙、肥満、高コレステロール値によって、心臓血管系の病気になる割合が非常に高くなることもあると、国民栄養調査を調べた研究者たちは言っている。