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2005年09月20日

エキナセアは風邪に効かない?

代表的なサプリメント(栄養補助食品)であるエキナセアが、実験的に風邪にさせた人間でのテストで、有効でないことがわかった、と7月28日付けのお米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」で報告された。報告したのは、バージニア大学医学部のロナルド・ターナー博士らで、平均年齢21歳という若者437人を被験者にこのテストは行われた。まず、437人を4グループに分け、用量などを違えた3種類のエキナセアと偽薬を用意した。各被験者グループには、3種類のエキナセアのいずれか、あるいは偽薬を、毎日飲ませ、これを1週間続けたあと、普通感冒の病原ウイルスとして知られる、ライノウイルスを注射した。その後5日間、被験者を良く観察したら、各グループとも、風邪の症状が出たが、その割合は、ほとんど同じだった。エキナセアを飲んで風邪にかかった人は全体で87%、偽薬組では89%に風邪の症状が出て、その間に有意差はなかったのである。その症状も、咳、のどの痛み、など、エキナセアグループと偽薬組とでよく似ており、風邪の症状が出ていた期間もほぼ同じだった。ただ、胃腸の痛みという副作用はエキナセアを飲んだグループに多く出た。このことから、研究者たちは、エキナセアの風邪に対する効果は見られなかった、と結論づけた。しかし、このテストだけで、エキナセアは無効、と断言するのは早計とみる専門家も多い。まず、エキナセアと一口に言っても、使用した植物の部分、その用意の仕方、によって、効能が違ってくるし、ライノウイルスも、少なくとも110種類はあるし、風邪を引き起こす病原性ウイルスは、ライノウイルスだけでなく、これまで、200種類以上が知られている、と指摘されている。エキナセアは、北米原産のハーブで、風邪やインフルエンザのひき始めに使うと有効とされて、欧米では、昔から良く利用されている。また、免疫力を高めるといわれ、感染症にも有効とされている。とくに、ヘルペスなどの感染症、カンジダなど真菌症に有効とされている。