世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2005年09月16日

ペットでうつる怖い病原ウイルス−−米で店主を隔離

CDC(米疾病管理予防センター)とアーカンソー州当局は、8月18日、同州スコットのペットショップ「ミッドサウス」の店主を強制隔離する措置を取った。同店で飼育されているハムスターが、検査の結果、人間にもうつる病原ウイルスに感染していることが明らかになったためで、同時にこの店でのペット動物の販売、移動を禁止した。このウイルスは、「リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス」(lymphocytic choriomeningitis virus、LCMV)。最近、マサチューセッツ州とロードアイランド州で、臓器移植を受けた3人の患者が、このウイルスに感染して死亡したことから、LCMVは、このところ、にわかに注目されている。死亡した3人は、同じドナー(臓器提供者)から臓器を受けており、そのドナーがLCMVに感染していたのが原因だとわかった。このドナーは、オハイオ州のペットショップ「ミッドサウス」から買ったハムスターをペットとして飼育していた。そのハムスターが、このウイルスに感染していて、ドナーにうつしたのだった。そこで、オハイオ州当局が、同じオーナーで同名のペットショップが、アーカンソー州にあることを知り、このことをアーカンソー州の当局に通知、調べたところ、やはりその店のハムスター2匹がLCMVに感していたことがわかったのだ。このウイルスは、ネズミ、ハムスター、モルモットなど、齧歯(げっし)類の動物の唾液、尿、糞などに見つかる。LCMVは、動物だけでなく、人間にも感染する。感染すると、発熱、食欲減退、筋肉痛、頭痛、吐き気、嘔吐といった症状に見舞われ、脳膜に炎症が起きる。妊婦が感染すると、出産障害、流産が起き、赤ちゃんが生まれても、知恵遅れ、視力障害児になることが多い。