2005年09月05日
病気を予防し、健康を維持するためにエクササイズをしなさいと、専門家はアドバイスする。しかし、みんながみんな、ちゃんとエクササイズをするわけではない。人々が、エクササイズをする、しないは何できまるのだろうか、を調べた研究が、「健康行動ジャーナル」(Journal of Health Behavior)7〜8月号に掲載された。その結論を一口で言うと、エクササイズをするしないは、その地域の天候次第ということになった。この研究は、CDC(米疾病管理予防センター)が電話インタビューで行って得たデータを、ブリガムヤング大学のレイ・メリル博士らがまとめた。インタビューでは、全米255の気象台がカバーしている地域ごとに、そこの住民が、CDCが定めたエクササイズの勧告基準に達しているかどうか、を調べた。この勧告基準は、中程度の体を動かすエクササイズを、1日30分間、週に5日〜7日間行なう。あるいは、強く体を動かす運動を、1日20分間、週に3日〜5日間行なう、というもの。このどちらかの基準に達している住民が、全体の何%いるか、を比べたところ、上位5位に入った州は、モンタナ、ユタ、ウイスコンシン、ニューハンプシャー、バーモントの各州だった。つまり、これらの地域の住民はよく運動をしていることがわかった。一方ワースト5は、ハワイ、プエルトリコ、ノースカロライナ、ケンタッキー、ミシシッピの各州と準州で、これらの地域の住民は、もっともエクササイズをしていない、ということがわかった。これを各気象台の記録と突き合わせると、ベスト5の地域は、乾燥して温和な日が多く、ワースト5の地域は、湿度が高く、蒸し暑い日が多いことがわかった。「州の中をさらにに詳しく別けて、郡単位で、見ると、エクササイズの量と快適な気象条件のとの関係は、歴然としている」と研究者たちは、言っている。メリル博士は、「エクササイズをするかどうかは、気象条件だけでなく、屋内の運動施設の有無など、その他の条件も当然関係していると思われるが、基本的には、心地よい気候が住民が運動をする動機として、もっとも大きい、ということがわかった」と述べている。よく運動をして、健康的な暮らしをめざすなら、その地域の気候をよく調べて、住まいを選ぶ必要がある、ということになる。