世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2005年09月18日

280億円支払え−−鎮痛剤バイオックスの訴訟第1号で原告勝訴

昨年(2004年)9月、副作用として心臓発作と脳卒中のおそれがある、として、市場から回収されたメルク社の鎮痛剤「バイオックス」(Vaioxx)をめぐって起こされた損害賠償訴訟第1号で、8月19日、テキサス州アングルトンの裁判所は、陪審員の評決に基づいて、同社に対して、原告の未亡人に、2億5300万40ドル(280億円)という巨額の賠償金を支払うよう命じた。このバイオックスをめぐって起こされている訴訟は、すでに、4200件に達しており、この最初の判決によって、さらに増えることは必至。今後このような巨額の賠償金を支払うとなると、いったいどうなるのかに、米国民の関心が集まっている。メルク社の株価は、同日、2ドル35セント(7.7%)下がって、28ドル6セントで引けた。メルク社はこの判決を不服として、控訴することにしている。この訴訟第1号で、原告の未亡人は、夫が2001年に死亡したのは、その前の約8ヵ月間服用し続けていたバイオックスが原因である、と主張した。しかし、医師の診断書は、死亡原因は不整脈(arrhythmia)である、となっている、バイオックスの副作用で、問題になっていたのは、心臓発作(heartattack)と脳卒中(stroke)であり、不整脈は含まれていない。そこで、バイオックスは死因ではない、とメルク社側は主張したが、陪審員は、心臓発作の可能性もありうるとして、原告勝訴の評決を下した。メルク社は、バイオックス関連の裁判に備えるらめに、6億7500万ドルを準備しているが、訴訟第1号並みの賠償金が2、3件続くだけで、お手上げとなる。同社では、個々のケースで、死因とバイオックスとの関係を、明確に立証するよう求めることで、裁判を乗り切りたいとしている。