2005年09月07日
医療機器メーカーの「ガイダント社」(Guidant Corporation)は、7月18日、全米の医師に対して、同社製のペースメーカーのうち、比較的古いタイプの9種類に欠陥が生じやすいので、厳重注意するよう、警告を発した。現在、このペースメーカーを装着している患者の一部は、直ちに取り替える必要があるかもしれない、と同社は言っている。欠陥が見つかったペースメーカーは、1997年11月から2000年12月にかけて製造されたもので、同社によると、ペースメーカーのシールに使われている薬剤が変質して、水分がたまり、十分機能しなくなるおそれがある、という。それによって、「重大な」健康問題が起きる可能性があるという。すでに、このペースメーカーの欠陥が原因と見られる死亡ケースが1件報告されているが、まだ確認されていない。ガイダント社は、最近、同社製の徐細動器に問題があり、このため、回収騒ぎを起こしている。こうした問題続きを重視した、連邦上院の財政委員会の議長、チャールズ・グラスリー議員(アイオワ州選出、共和党)は、同社の徐細動器とペースメーカーに関する報告を数年前にさかのぼって提出するよう要求するとともに、FDA(米食品医薬品局)に対しても、この問題をなぜ早期に公表し、一般に注意を促さなかった、ことに対する説明を求める、としている。