2005年08月31日
夏休みで飛行機で長時間旅をすることが多い。そこでご注意。機内での衣服は、ファッションよりも健康第一にしなさい、と台湾の医学者が、「高等看護学雑誌」(Journal of Advanced Nursing)7月号でアドバイスしている。この人は、フェン・ピン・リー博士で、博士が機内ではくようにと勧めるのは、くるぶしから上の脚を、徐々に圧力がかかるようにできている特殊な「段階的加圧ストッキング」(graduated compression stockings)だ。このストッキングは、医療機器を販売している店で販売しており、インターネットでも入手できるという。機内で長期間すわっている時に、このストッキングをはいていると、くるぶしから上に徐々に圧力が加わり、血栓ができるのを防ぐ効果があるという。博士らは、実際にこのストッキングを乗客にはかせて、はかせなかっ乗客と比較して調べた。その結果、このストッキングをつけなかった人は、つけた人よりも、いわゆる「エコノミークラス症候群」と呼ばれる「深部静脈血栓症」(deep vein thrombosis)を発症する危険性が12倍も高かった、という。機内でじっとすわっていたためにつくられた血栓が、もし、血流に乗って、肺にまで達すると、命にかかわることもある。くるぶしから上のスタイルが、エコノミークラス症候群の発症に非常に大きく影響することがわかった、というリー博士は、機内では少々見栄えが悪くても、この伸縮自在の「加圧ストッキング」をはいて、健康を守ることが大切、と言っている。同時に機内では、できるだけ、立ったり、歩いたり、ストレッチ運動をするなど、からだをよく動かすことが血栓防止に役に立つ、と博士は言っている。