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2005年08月20日

不感症、冷感症の原因の半分は遺伝

性交時にオルガスムスが得られない、快感がない、、絶頂感に達しない、という女性は、結構多い。性交の欲望はあるのだが感じない。というのを「不感症」、もともと性交欲がない、興味もない、というのを「冷感症」というのだそうだが、両者に区別は判然としない、とも言われている。いずれにしても、不感症、冷感症の原因は何なのか、遺伝なのだろうか、を調べた研究が、今年’2005年6月中旬、英国学士院(Royal Society)の出版物「バイオロジー・レターズ」(Biology Letters)のオンライン版で発表された。この研究を行ったのは、ロンドンにあるセントトーマス病院のティム・スペクターらで、イギリスの何千組という成人の女性双生児に、調査のための手紙を送った。この双生児は、同国最大の一卵性双生児、二卵性双生児を記録したデータベースで、これまでも、人間の体や性質などの遺伝性を調べるために広く利用されてきた。一卵性双生児は、2人とも全く同じ遺伝子をもっており、二卵性双生児は、50%の割合で、同じ遺伝子をもっている。そこで、双生児の特質を比べることによって、ある形質の遺伝性がわかる、というわけだ。この研究者たちが出した調査の手紙には、「これまでの性的交渉で、オルガスムスに到達したのはどれほどですか。その程度は」というもので、これに対して、一卵性双生児の683組、二卵性双生児714組から答えがあった。それによると、全体として、3分の1の女性は、オルガスムスに全く達しないか、ほとんど達しない、と答えた。そして、5分の1の女性は、マスタベーションでも、オルガスムスは得られない、と答えた。そのデータを分析して、研究者たちは、女性がオルガスムスに到達するかどうか、その原因の3分の1、ないし半分は、遺伝的要因で決まる、と結論づけた。逆に言えば、不感症、冷感症の原因の半分以上は、その人の人生経験、環境、人間関係など、後天的な要因に左右された結果であるということになる。