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2005年08月19日

妊婦の糖尿病は積極的に治療したほうがいい

妊娠時の糖尿病によって、生まれてくる赤ちゃんへの影響が心配、とよく言われるが、積極的に糖尿病を治療をすると、出生時の障害も少なく、赤ちゃんも丈夫であることがわかった、とこのほど、サンディエゴで開かれた、米糖尿病学会の会合で発表された。この研究は、6月16日発売の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」にも、掲載された、研究を行ったのは、オーストリアの研究者たち。糖尿病と診断された1000人の妊婦のうち、490人を、妊娠の後半期に血糖値をモニターし、特別食、運動、インスリン注射などで、積極的に糖尿病の治療を施した。残り510人には、通常の妊娠期の手当を施しただけだった。その結果、積極的治療のグループからは、死産は出なかったが、通常手当組の妊婦からは死産が3件、乳児期の死亡が2件あった。また、妊娠糖尿病の母親からは、異常体重児(出生時の体重が8ポンド=3600グラム以上)が生まれることが多い。こうした異常体重児(巨大児)は、内蔵の働きがむしろ弱く、慎重に育てる必要がある。この研究では、積極的治療組の母親から生まれた子どもには、異常体重児が全体の10%あったが、通常手当組の妊婦からは21%もあった。この試験で、研究者たちは、妊婦が糖尿病と診断されると、妊娠中に積極的にその治療を実行したほうが生まれてくる赤ちゃんのためになる、と結論づけた。なお、アメリカでは妊婦の3%から7%が糖尿病になっている、と言われ、その割合は、最近増加傾向にあるという。