2005年08月17日
体外受精で生まれた子ども(いわゆる試験管ベビー)は、普通に生まれた子どもと比較して、成長が早く、コレステロールの状態もすぐれていることがわかった、とする研究が、6月中旬、米カリフォルニア州サンディエゴで開かれた内分泌学会で発表された。発表したのは、ニュージーランドのオークランド大学のハリエット・マイルズ博士らで、体外受精で生まれた子ども(6歳と7歳)50人と、普通に生まれた同年の子ども60人を対象に調べた。まず、子どもたちの年齢、親の身長、などを考慮して割り出した、その子どものあるべき身長と、実際の身長とを比較した。その結果、体外受精の子どもの方が、標準より背が高いことがわかった、という。さらに、子どもたちのコレステロール値を測定したところ、体外受精の子どもは、善玉コレステロールといわれる「HDL」が多く、逆に、悪玉コレステロールの「LDL」が少なかった。なぜ4このような違いが出たのかについて、マイルズ博士は、「体外受精の受精、母体に戻す、着床といった最初の過程で、赤ちゃんに「刷り込み」(imprinting)が起き、なんらかの新しい特質が生じたためではないか、と見ている。