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2005年07月17日

糖尿病予備軍は、食事と早足歩行で予防できる

完全な糖尿病にはなってはいないが、血糖値が標準より高く、要注意、と言われている人は非常に多い。そういう糖尿病予備軍は、アメリカでは、全成人の4分の1に達している、と言われている。予備軍が全面的な糖尿病にならないようにするには、何が一番有効か、を調べた研究が、「米内科学雑誌」(Annals of Internal Medicine)4月19日号に掲載された。この研究では、比較的血糖値が高い成人、3234人を研究対象に選んだ。被験者を、任意に3つのグループに分け、第1のグループには、糖尿病の薬である「メトフォルミン」(metformin)を与え、第2のグループには、偽薬を与え、第3のグループの人たちには、ライフスタイル変えるあるプログラムを与えた。このプログラムは、低カロリー、低脂肪の食事を守らせ、さらに、さっさと早足で歩くウォーキングを、1週間当たり、最低2.5時間実行させるというもの。これを3年間続けてから、その結果を調べた。糖尿病予備軍としての症状が出ているかどうか、を検査したところ、症状が出ていた人は、偽薬組では、試験前は55%だったが、3年後には61%、投薬組では、54%が55%にぞれぞれ増えていたが、ライフスタイル組では、51%が43%に大きく減っていた。また、試験開始前に症状が出ていた人で、試験後にその症状が消えていた人の割合は、偽薬組では18%、投薬組では23%だったが、ライフスタイル組では、これが38%にもなっていた。これらのことから、研究者たちは、糖尿病予備軍が、本格的な糖尿病にならないようにするためには、食事に気をつけ、さらに、毎日、規則的に早足歩行をする、という地道な努力をすることが一番であることがわかった、と結論づけた。ちょっと血糖値が高いと思われる人で、最近疲れやすい、などといった自覚症状があったら、毎日のライフスタイルを、意識して変える努力をしたほうがいい、と研究者たちは言っている。