2005年07月16日
性交時に、男性のオルガスムスを遅らすという、初めての薬が開発された。「ダポキサチン」(dapoxetine)と呼ばれるこの薬は、アルザ社(AlzaCorp、米カリフォルニア州)、ジョンソン&ジョンソン社(Johnson & Johnson Pharmaceutical Service)が共同開発したもので、FDA(米食品医薬品局)の認可が得られれば、オルソ製薬(Ortho Pharmecetical)から販売される。3社とも、ジョンソン&ジョンソン社の系列会社。この薬の研究を行ったミネソタ大学泌尿器外科の主任教授、ジョン・プリョル博士は、5月23日、テキサス州サナントニオで開かれた米泌尿器学会の会合でこう発表した。「この薬は、性交の3時間程前に、30ミリグラム、ないし、60ミリグラム服用する。試験したところによると、偽薬を与えた男性と比較すると、ダポキサチン服用者は、射精に至る時間が3倍ないし4倍長くなった。非常に速効性があり、また、効き目が消滅するのも早い。副作用はない。この薬に使用によって、満足した、という人の数が、30ミリグラム服用した人では、使用前20.2%から、使用後38.7%になり、60ミリグラム服用した場合は、使用前22.3%から、使用後46.5%になった」つまり、同博士によると、ダポキサチンを使うことによって、「満足した」と言う人の数が、男性も女性も倍増したというのだ。この薬の試験は、のべ2614人の男性によって行われた。まず、「早漏」を「性交開始から1.8分以内の射精してしまうこと」と定義した。通常男性は平均7.3分で射精に至るという。一般的に、早漏とされる人は、年齢を問わず全男性の27%から34%いるという。なお、この試験では、性交の相手にストップウォッチを持たせて、時間を計った、という。こうしたデータを添えて、この薬は今、FDAの審査にかけられているが、認可されれば、勃起障害の薬「バイアグラ」に匹敵する売れ行きが期待できる、と関係者は見ている。