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2005年07月15日

アセトアミノフェンでぜんそくが起きやすくなる

アメリカでもっとも普及している鎮痛解熱剤である「タイレノール」(Tylenol)の主成分として知られているアセトアミノフェン(acetaminophen)は、普通に使用していても、ぜんそくを起こすリスクが高いことがわかった、と米誌「呼吸器及び危機ケアの医学」(Amrican Journal of Respiratoryand Critical Care Medicine)最新号で報告された。この研究を行ったのは、英ノッチンガム大学のトリシア・マッキーバー博士らの研究チームで、1万3000人以上のアメリカ人に、通常、どんな鎮痛剤を、どのくらい、どのように利用しているか質問した。同時に、各自を検診して、とくに、肺、呼吸器の機能について調べた。その結果、アセトアミノフェンを含む鎮痛剤を常用している人は、ぜんそく、その他の慢性呼吸器疾患になりやすくなっている、ことがわかった、という。この場合。常用している、とは、1ヵ月平均して、6回から29回服用している人のことで、毎日欠かさずアセトアミノフェンを飲んでいる人では、肺の機能がいっそう衰えていた。研究者たちは、この研究を発表した論文のなかで、「アセトアミノフェンをいつも使っている人が、呼吸器の問題を起こしているという証拠が、次第に増えている」と述べ、注意すべきである、と警告している。アセトアミノフェンは、タイレノールだけでなく、非常に多くの鎮痛解熱剤に使われており、もし、この研究に示されたように、ぜんそくや慢性呼吸器疾患のリスクを高めることが確認されれば、その影響は大きい。これに対して、タイレノールのメーカーである、ジョンソン&ジョンソン社は、「タイレノールが呼吸器の問題の原因になっている、ということはない。それは、これまでの研究ではっきりしている。タイレノールの安全性は、長年の使用されていて全く問題はないということで確認されている」と反論している。