2005年07月11日
古代ヒンドゥー教を起源とする「超越瞑想」(Transcendental Meditation、TM)を行う人が、いまアメリカで増えているが、その効用を調べた報告が、5月2日発行で「米心臓病学会誌」(American Journal of Cardiology)に掲載された。それによると、高血圧で心臓病を患っていて、超越瞑想を実行している人は、確かに死亡率が低いことが確認された、という。研究を行ったのは、アイオワ大学医学部教授のアーサー・ハーツ博士(家庭医学)らの研究チームで、超越瞑想に付いて研究して発表された2編の論文を再検討した。そこでは、高血圧で心臓病をもっている患者が、合わせて202人いたが、その人たちを最低18年間追跡調査ところ、超越瞑想を行っていた人は、ほかの治療法を行った人と比べると、死亡率が23%低かった。このうち、心臓病が原因で死亡した人の死亡率は、30%低かった。この結果について、ハーツ博士は「数字から見ると、瞑想は確かに、高血圧、心臓病患者の命を長らえる効果があると言える。このことは、不要な薬物療法はやめたほうがいい、ということを示唆している。だが、瞑想療法は、それを学ぶために、お金も時間もがかかり、継続するには、相当努力が必要だ」と話している。