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2005年07月13日

ぼけないためには、多様な日常活動をどんどんやろう

お年寄りがぼけないためには、毎日、いろいろなことをやって、体を動かすのが一番である、と「米疫学雑誌」(American Journal of Epidemiology)4月号に掲載された研究論文がこう勧めている。この研究では、65歳以上で、痴呆症など心の病にかかっていない、健全なお年寄り3375人を対象に行われた。まず、被験者のお年寄りに、「せんたく、皿洗い、そうじなどの家事を、毎日やっていますか」「庭いじりはどうですか」「良く外に出て歩きますか」など、15項目について、質問した。この質問をしてから、5年経ってから同じお年寄りを調べてみたら、このうち、460人にぼけの症状がでていた。始めの質問の答え、と突き合わせたところ。ぼけになった460人中、130人は、ほとんど日常的な家の仕事はしていない、運動もしていない。したとしても、質問中のなかの1項目くらい、と答えた人だった。質問のなかの2、3項目をクリアしたお年寄り、つまり、少しは家事、運動をする、と答えた人で痴呆症になった人は、246人いた。これに対して、家事、運動を4項目以上やっている人、つまり、毎日良く体を動かしているお年寄りでぼけたのは、わずか84人だった。これらのことから、研究者たちは、良く仕事をし、体を動かしているお年寄りは、ぼけにくい、という結論を出した。そして、仕事や運動をする長さや強度よりも、多種類のことを、数多くやって、体を動かすことが、ぼけないためにはいいようだ、研究者たちは言っている。これについて、専門家は、日常的にこまめに、さまざまなことをこなし、社会的な活動にも参加することによって、脳の働きが良くなり、認知力の衰えを防いでいると考えられる、と言っている。