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2005年06月28日

黒人に瞑想させたら、血圧が下がった

アメリカの黒人は、白人や東洋系の人たちより高血圧症の割合が高いことが以前からよく知られている。黒人は一般に寿命が短い、と言われているが、それも原因の一つとなっている。何とか黒人の血圧を下げる方法はないか、と米アイオワ州フェアフィールドにある「マハリシ大学」(UniversityofMaharishi)の依頼である研究が行われた。この研究では、まず、高血圧の中年の黒人150人を任意に集めて、超越瞑想(TM=transcendenralmeditation)を実行させた。超越瞑想は、古代のヒンドゥー教の文献に基づいて、心の安らぎを得ることを目的に行われる瞑想で、アメリカでは次第に人気が高まっている。ここで行われた瞑想法は、とくに筋肉の緊張を緩めることに重点を置いた「メンタル・リラクセイション」法。これを各人が、1日20分間ずつ、2回行った。こうして1年後、無事、瞑想をやり遂げた人の血圧を計ったら、心臓収縮期の血圧、つまり、上の血圧が平均3ポイント、心臓拡張期の血圧、つまり、下の血圧が6ポイント下がっていた。また、無事瞑想をやり遂げた人は、ほとんどが、それまで常用していた降圧剤の服用を減らした。この結果から、研究者たちは、瞑想は少なくとも黒人では、血圧を下げる効果がある、との結論を得た。黒人以外の人種でも瞑想が降圧に有効かどうか、については、試験してみないとわからない、と研究者たちは言っている。なお、この研究は、雑誌「米高血圧ジャーナル」(JournalofHypertension)2005年1月号に掲載された。