2005年06月27日
携帯電話から出る放射線が、健康に有害である可能性があるので、8歳以下の子どもに、持たせないように、とイギリスの専門家が警告している。
この人は、イギリスの放射線防護委員会のウイリアム・ステュアート委員長。同委員長は、記者会見で、「携帯電話がはっきりと危険である、といえる証拠があるわけではないが、何らかの健康上の問題がある、とする研究報告が次第に増えている。
子どもに関しては、用心のために、携帯電話から離すのが賢明である、と考える。8歳以下の子どもには、携帯電話を持たせるべきでない」と話している。
同委員会が、同時に発表した報告によると、最近、スエーデンとドイツから、携帯電話が発する放射線が腫瘍を含む健康上のリスクを高める、とする研究が相次いで発表された、という。
他に、携帯電話の電波が、人間の生物システムに干渉し、あるいは、脳の機能に影響を与えるという報告もある、という。
こうした、イギリス当局の警告もあって、子ども向けの携帯電話を売り出す予定だったイギリスのある会社が、急きょ発売を取りやめることにした。
一方、こうした携帯電話の健康への害は、根拠がはなはな薄弱である、と批判する専門家も多い。ニューヨーク・プレスビテリアン病院の神経外科主任のフィリップ・スティーグ博士らは「携帯電話は健康上害があるとする警告はよく聞くが、慎重に受け取らなければならない。
こう言う見解を支持する証拠は全く出されていないからだ。
これまで、携帯電話の害についてのテストは、成人を相手に行われてきた。
携帯電話と子どもとの関係を調べるテストが必要だろう。
だれだって、子どもに被害を与えるようなことは避けたいからだ」とコメントしている。