2005年06月11日
日本だけでなく、アメリカでも、子どもにゴルフをやらせる風潮が強まっている。十代で大きな賞金を獲得した、というニュースが伝えられることが、それに拍車をかけている。しかし、子どものゴルフプレーヤーは、けがをするケースが多いと、毎年マスターズが行われるジョージア州オーガスタにある、ジョージア医科大学のスコット・ラヒミ博士が警告している。「神経外科雑誌」(JaournalofNeurosuegery)最新号に掲載された同博士の研究によると、子どもプレーヤーがけがをするケースで一番多いのは、間違ったスイングとゴルフカートの事故だという。同博士らは、過去6年間に、同大学の病院で神経外科医によって治療を受けた2500人の子どもの医療記録を調べ直した。その結果、子どもたちのけがの原因は、自転車事故が最も多く、ついで、ゴルフ場での事故で、15件あった。内訳は、ゴルフクラブが間違って当たったなど、クラブ関連で起きた事故が7件、カートの運転に伴う事故が7件、だれかが打ったボールが直接当たった事故が1件あった。死亡したケースが1件あったが、あとは、けがの程度が比較的軽く、回復も早かった、という。研究者たちは、他の場所でのゴルフ事故も調べたが、どこも、子どもの事故が増えていた。ゴルフ場内だけでなく、公園や自宅付近でゴルフで遊んでいて、けがをするケースも多かった、という。「子どものスイングは強くはないが、頭にボールやクラブが当たると、子どもの頭蓋骨は柔らかいので、骨折しやすいことを知っておくべきだ」とラヒミ博士は言っている。