2005年06月07日
3月24日発売の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載された論文によると、心臓発作が起きやすい時間帯は2つあるという。一つは、朝起きてから昼ごろまでの午前中。もう一つは、睡眠中で、夜10時から翌朝6時までの間。往々にして、睡眠中に一時的無呼吸(apnea、呼吸停止状態)が起きやすい人に、この夜型の心臓発作が起きやすいという。
この論文の著者は、米メイヨークリニックのビレンド・ソマーズ博士らで、博士は、「睡眠中に、一時的無呼吸が起きると、本人は気がついていなくても、頻繁に目が覚めている。それが一晩に何百回と起きる。呼吸が停止するのは、気道に異常が起きるからで、その都度、緊急事態だというわけで、目を覚まして体に危険信号を発しているのだという。睡眠中の一時的無呼吸が、心臓発作を引き起こしている、という証明はまだないが、その可能性は高い。そこには、高血圧が関係していると思われる、と同博士は言っている。いびき(snoringh)は、一時的無呼吸の典型的な症状である。大きないびきをかいている時に、突然いびきが止まって、どうしたのかな、と心配にばることがある。これはまさに、一時的無呼吸が起きた瞬間なのだ。すぐまた、もとに戻るから、周囲は安心するのだが、これがいつ心臓発作につながらないとも限りない、と博士は言う。「多くの人は、自分が睡眠中に、一時的無呼吸になっていることを知らない。したがって、その診断も受けていない。そういう人は、いつ心臓発作を起こすかわからない。一緒に寝ている人から、いびきがすごいよ、と言われたら、素直にこれを聞き入れて、一度診断をうけ、必要な治療を受けたほうがいい」とソマーズ博士は警告している。