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2005年05月25日

コンタクトレンズをつけたままの睡眠は安全か

コンタクトレンズをつけたまま睡眠すると感染しやすい、とよく言われる。本当にそうなのか、もしそうなら、どうすればいいのか、をさぐるために、イギリスのマンチェスター大学のフィリップ・モーガン博士が調べて、その結果を、「英眼科学雑誌」(BritishJournalofOphthalmology)最新号で発表した。
それによると、コンタクトレンズをつけたまま睡眠すると、確かに感染しやすいが、新世代のコンタクトレンズを使った場合には、古いタイプのコンタクトレンズと比べて、睡眠中感染する割合がはるかに小さいことがわかった、という。新しい世代のコンタクトレンズは、シリコン・ヒドロゲル(siliconehydrogel)という材料でできており、これを使った場合は、従来のコンタクトレンズよりも、とくに重度の感染症の割合が5分の1だったという。同博士らは、マンチェスター病院眼科に来た患者に、どんなコンタクトレンズを利用しているのか、夜はコンタクトレンズをつけたまま寝るのか、などについて質問した。同時に、患者の角膜の傷や感染の状況について調べた。その結果、睡眠中にコンタクトレンズをつける人は、昼間だけつけて夜はコンタクトレンズをはずす人と比較すると、傷や感染の割合が高かった。しかし、新世代のシリコン・ヒドロゲルのコンタクトレンズをつけている人では、従来型のレンズをつけている人よりも、傷や感染の割合が少なかったという。新世代のコンタクトレンズは、酸素透過率が高く、これが感染防止に役に立っていると見られている。これについてモーガン博士は、「酸素をよく通すコンタクトレンズでは、感染が少なくなることについては、疑問の余地はない。しかし、なるべく睡眠中は、コンタクトレンズをはずすほうがいい」と話している。なお、最近増えている使い捨てのコンタクトレンズは、感染と言う点からは、使い捨てでないコンタクトレンズと違いはなかったと、研究者たちは言っている。