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2005年05月24日

うつ病克服に有酸素運動を

それほど重症でないうつ病の場合、エクササイズをして汗を流せば、気分が良くなり、症状が緩和することがわかったと、米コロラド州ゴールデンにある「クーパー研究所」(CooperInstitute)のアンドレア・ダン博士が、報告している。同博士らは、まず、うつ病と診断された20歳から45歳までの男女20人を、テストの対象に選んだ。エクササイズ、とくに、エアロビクスなど、いわゆる有酸素運動が、本当に、うつ病の症状緩和に役に立つのかどうか、を科学的に調べるためである。被験者を、4つのグループに分けて、各グループごとに、トレッドミル、静止自転車、ストレッチ柔軟運動、エアロビクスなどいくつかの種類の運動をやらせた。その結果、運動の種類を問わず、呼吸数、脈拍が高まり、汗が出るほどの運動、つまり、有酸素運動であれば、1日30分、1週間に3〜5回のエクササイズを行えば、12週間後には、うつ病の症状が、テスト開始時と比較すると、患者本人の申告で半減した、という。しかも、より激しく、長くエクササイズを行った人ほど、気分が良くなり、うつの症状が解消した、という。注意しなければならないことは、この人たちは、グループでエクササイズをこなした、ということである、と研究者たちは、注意を促している。つまり、一人で黙々と、ジムのなかでエクササイズをしても、同じ効果が上がったかどうかは疑問である、というのだ。お互いに、相手の動きを見ながら、おしゃべりをして、励ましあいながら、体を動かすことで、楽しく汗を流すことができる、それがうつ解消に大いに役に立つというのである。なお、このテスト中には、被験者には、抗うつ剤は使わなかった。この研究は、「米予防医学ジャーナル」(AmericanJournalofPreventiveMedicine)最近号で発表された。