2005年05月18日
地球温暖化は、紛れもない事実となっている。その原因は、化石燃料(石油、石炭)の燃焼によって、排出される二酸化炭素(炭酸ガス)などのガスが地球を覆い、地球全体が温室に入ったようになって、地表面の温度が上昇するからだ、と言われている。そのために、炭酸ガスの排出総量を抑えるための国際的な努力が進められている。ところが、地球の温暖化は、温室効果とは無関係に進んでいる、とする説が、コロラド州にある米国立大気圏研究センター」(NationalCenterforAtomosphericResearch)の2つの研究チームから出された。その一つの研究は、2台のスーパーコンピュータを使って、何ヵ月もかけて導き出したデータに基づくもので、それによると、今後、海面の上昇が続き、それに伴って、高潮、暴風雨の発生が増え、一方で、乾燥、熱波が、地球各地で頻発し、異常気象はさらに悪化する、と予測している。しかも、地球温度の上昇は、温室効果とは無関係に進むと予測している。研究主任のジェラルド・ミール博士は「温室効果をもたらすガスの状態が安定したとしても、地球温度の上昇は続くだろう。それに比例して、海面が上がることは避けられない。だからといって、地球温暖化防止への努力をしなくてもいい、ということではない。気象の変動を最小限に食い止めるための努力はきわめて重要である」と言っている。もう一つの研究は、同じ研究所のトム・ウイグリー博士が出したもので、より単純な気象モデルを使って、同じ結論を導き出した。