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2005年04月15日

毎日一杯のコーヒーが肝臓がんを予防する--日本人研究

毎日コーヒーを飲んでいる人は、全く飲んでいない人と比べると、肝臓がんになる割合が半分になることを、日本人の研究者が調べて、[米がん研究所報」(JournalofAmericanCancerInsititute)2月第3週号で発表した。発表したのは、東京の国立がんセンターのイノウエ・モナミさんをリーダーとする研究チーム。9万人以上の日本人の医療記録を10年間分調べてわかった。それによると、コーヒーをまったく飲まないか、ほとんど飲まない、という人で、肝臓がんになった人は、10年で、10万人当たり547.2人だった。これに対して、毎日、ないし、ほとんど毎日コーヒーをを飲む人で肝臓がんになった人の割合は、10万人当たり214.6人だった。明らかに有意差があり、毎日コーヒーを飲むと、肝臓がんになるリスクが、60%も下がることがわかった。日本ではカフェイン抜きのコーヒー(decaffenatedcoffee)はほとんど飲まれていないので、カフェイン抜きのコーヒーでも同じ効果があるのかどうか、はわかっていない。動物実験でも、コーヒーが、肝臓がんを抑える効果があることが報告されている。コーヒーのどの成分が肝臓がん予防に有効なのか、についてもわかっていないが、研究者たちは、コーヒーには抗酸化物質が多く含まれており、これが有効なのかもしれない、と言っている。テキサス大学M・D・アンダーソン・がんセンター(ヒューストン)のパーマー・ビーズレー博士は、「この研究成果はすばらしい、非常に興味深い。今後、コーヒーと肝臓がんとの関係について研究が増えるだろう。その結果、この研究の結論が正しいことが確認されて、コーヒーのどの成分が肝臓がん予防に有効なのかもわかるかもしれない」とコメントしている。同じ雑誌に、別の研究者の報告が掲載されている。これは、ブリガム女性病院(ボストン)のカリン・ミッチェルさんが、コーヒーと結腸・直腸がん(大腸がん)との関係について報告したもので、それによると、普通のコーヒーを、毎日飲んでいる人と、飲んでいない人との間には、大腸がんの発生に関して関係がなかった、が、カフェイン抜きのコーヒーを毎日飲んでいる人は、直腸がんが少ないことがわかった、という。