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2005年04月11日

運転中の携帯電話は危険!を実験で証明

運転中携帯電話をかけると、急ブレーキをかけるなどとっさの反射的動作にかかる時間が長くなり、事故を起こす確率が高くなることが、米ユタ大学の実験で明らかになった。
研究を行ったのは、同大学の心理学教授、デービッド・ストレーヤー博士らで、「人間要因・人間工学会」(HumanFactorsandErgonomicsSociety)の季刊誌「人間要因」(JournalofHumanFactors)冬号で発表された。それによると、この実験は、18歳から25歳の男女を、運転シミュレーターに入れて、行われた。被験者には、フリーウエー10マイル(16キロ)を10分間走らせ、その間に、携帯電話で研究助手と会話をさせたり、携帯電話の使用をやめさせたりして、前方の車からブレーキをけかけるようにとのサインが送られた時、どう反応するかを測定した。使われた携帯電話は、すべて、受話器を手に持たずにかけられる、ハンドフリーのタイプだったこのテストを3回くり返した。
その結果、携帯電話をかけている時には、かけていない時と比べて、前の車が発したサインを見てブレーキをかける動作が平均18%おくれ、もとのスピードに戻すのに、17%余計に時間がかかった、という。この実験結果は、携帯電話で話をすると、運転者の注意力が散漫になり、事故を起こす危険性がそれだけ高まることを示している、と研究者たちは言っている。研究リーダーのストレーヤー博士は、「20歳のドライバーが、たちまち、70歳のドライバーに変わってしった」と表現している。さらに同博士は、「運転者の注意力が散漫になるのは、携帯電話を手に持つかどうか、ではなく、会話のなかにどれほど引きずり込まれるかどうか、で決まる。だから、ニューヨーク州やニュージャージ州など、アメリカの一部の州で、運転中に手に持つ携帯電話だけを禁止して、ハンドフリーを許可しているのはナンセンスです」と話している。