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2005年04月10日

水疱瘡が劇的に減る--ワクチン導入の効果

かつては、子どもが一度はかかる、と言われた「みずぼうそう」。一度かかると、免疫ができて二度はかからないが、命を落とすこともあるから、あなどれない病気だ。子どものころにできた跡が、大人になっても、いつまでも残っている人もいる。
ところが、水疱瘡(水痘、chickenpox)は最近、ほとんど見られなくなった。CDC(米疾病管理予防センター)が、2月3日発売の米医学誌「ニューイングランド.ジャーナル.オブ・メディスン」で報告したところによると、1995年に水疱瘡ワクチンが導入されて以来。水疱瘡の罹患率も死亡者数も著しく減ったのだ、という。「ワクチンが、これほど劇的に病気を減らした例は少ない」とCDCの担当官、ジェーン・シーウォードさんは言っている。
彼女によると、ワクチンが導入される前の5年間に、アメリカで、水疱瘡が原因で、あるいは、水疱瘡がきっかけで病気になって死亡した人は、毎年平均145人いたが、ワクチン導入の2、3年後には、これが36人に減ったという。その後、水疱瘡による死者は減り続けて、1歳から4歳の子どもでは、この10年間に、92%も減少したという。現在アメリカでは、子どもの85%に、水疱瘡のワクチンが接種されている。その結果、水疱瘡になる子どもは、以前は400万人いたが、現在では80万人までに減ったという。水疱瘡による子どもの死亡は劇的に減ったが、水疱瘡ウイルスに感染したのが原因で、発病する大人、とくに高齢者は減っていない。このウイルス感染で死亡した50歳以上のお年寄りは、以前とあまり変わっていない、というのだ。その理由は、高齢者に場合は、体内で休眠状態にあった水疱瘡ウイルスによって、帯状疱疹、あるいは、神経の痛みが起き、それが原因で死ぬ例が多いからである、とCDCでは説明している。