2005年04月06日
米ペンシルベニア州チェスタースプリングスにある「アテネ女性の幸福研究所」(AthenaInstituteofWomen'sWellnessResearch)の生物学者、ウイニフレッド・カトラーさん(女性)が、「若い女性の汗から、ロマンスを高める物質を発見した」、とイギリスの科学誌「ニューサイエンティスト」1月26日号が報じた。
この物質は、一般に、動物が異性を引き付けるために分泌するフェロモンの一種で、「フェロモン10:13」(Pheromone10:13)名づけられた。この物質の有効性を調べるために、ハーバード大学の女性研究者、ジョアン・フリーベリーさんと、マサチューセッツ州ニュートンの女医、スーザン・レイコーさんが、こんな実験を行った。閉経後の女性44人を2つのグループに分けて、一方には、この物質を混ぜた香水を6週間使わせ、他方には、偽薬を混ぜた香水をやはり6週間使わせた。この間に、女性には、毎日日記を書かせ、パートナーから受けた愛情の深さ、感じ方など記録させた。
その結果、この物質を混ぜた香水を使った女性の41%が、「愛情が深まった」と報告したのに対して、偽薬組の女性で「愛情が深まった」と答えたのは、14%に過ぎなかった。この結果から、研究者たちは、この物質は、女性の相手に刺激を与えて、ロマンス高揚に有効、と結論づけた。とくに、高齢の女性でこれが確かめられたことに意味がある、としている。しかし、この物質の化学成分などくわしいことは、特許が下りるまでは内緒、と発見者のカトラーさんは言っている。