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2005年04月21日

間接喫煙で子どものIQが下がる

たばこを吸うひとがそばいるために、いやおうなしに、たばこの煙を吸わされるのが、間接喫煙(secondhandsmoking)。子どもが間接喫煙でたばこの煙を吸うと、IQ(知能指数)が下がる、という研究結果が、「米国立環境健康科学研究所」の調査でわかった。
雑誌「環境健康展望」(EnvironmentalHealthPerspectives)1月号に掲載されたこの調査では、6歳から16歳までのアメリカの子ども4399人を調査の対象とした。研究者たちは、まず、子どもたちの血液中のコチニン(cotinine)の濃度を調べた。コチニンは、ニコチンが分解されてできる物質で、その濃度が高いと、それだけ、血液中のニコチンが多いことを示すので、子どもたちが、どれほどニコチンを吸収しているか、つまり、どれほど間接喫煙を受けているかを知る、生物学的マーカーとなる。そのコチニンの血中濃度と、先に調べてあったIQの成績とを突き合わせると、コチニンの値が高いと、それだけ、IQのスコアが低い、という全般的な関係が出た。しかも、コチニンの濃度が最も高いグループの子どもは、IQが一番低いグループに属しており、その関係が歴然としていることがわかった、という。
研究者たちは、「われわれの推定では、日常的に、たばこの煙を吸わされている子どもは、アメリカに、2190万人いる。間接喫煙が、これらの子どもたちの知能を低下させているとすれば、これは大問題である。これまでも、間接喫煙の害がいろいろ言われており、子どもたちをたばこの煙から守るために、なんらかの手を打つ必要がある」と述べている。